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家電◯点セットの落とし穴

家電関連

 今回は家電のセット商品を購入する際の注意点について。

これからひとり暮らしをはじめる方

量販店やネットショップで家電のセット商品の購入を検討している方

家電の知識があまりない方

 上記があてはまる方向けの記事です。

 まずはメリットとデメリットを簡単に。

 セットで購入するメリットは、

選ぶ時間や手間が省ける

セット割引で安く家電が買える

在庫が充実していることが多い

 セットで購入するデメリットは、

性能の低い商品が多い

単品で買うより保証が少ない

不要な家電までついてくる

 ここからは上記のデメリットについて具体的にまとめていきます。

 

本題に入る前に少し自己紹介を。

 家電量販店で10年以上販売員をしています。
 メインは黒物家電ですが、白物家電、PC関係、全てのジャンルを幅広く接客。毎年1億円以上の売上をキープ。新生活やブライダルの接客を年に100件近くしています。

 現場でしか聞けない疑問や問い合わせを軸した内容、これいいなと思った新製品情報、商品ごとの買い替えのタイミングなどを発信しています。

 それでは本題へ。

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はじめに

 まず誤解がないように一言。わたしはセット商品を全否定するつもりはありません。
 ニーズに合ったセット商品であればお得なので接客でもおすすめしています。あまり使わないけど一応持っておきたい、1年前後しか使わないという理由であれば、そこまでこだわる必要はないのかと。
 ただ数年間以上愛用する家電なら性能をある程度理解したうえで購入することをおすすめしたくて今回記事にしました。

性能を確認しよう

 セット商品によく含まれている冷蔵庫・洗濯機・レンジ・炊飯器に絞って説明していきます。

 まずは冷蔵庫。ひとり暮らしだから必要最小限でいいや。機能なんてそんな変わらないでしょ。って思われがちですが、そんなことないです!
 小型冷蔵庫は大きく分けて2種類。霜取り手動の直冷式と霜取り自動のファン式があります。200L以上になるとほとんどがファン式なので気にする人が少ないのかも‥。

 次に洗濯機。5キロ未満の小さいサイズが多いです。毎日少量の洗濯なら特に問題ないですが、できない日もありますよね。
 あとよく使う家電なので、洗剤の投入口はチェックしといたほうがいいです。特に柔軟剤が入れにくい洗濯機が結構多いですよ。

 そしてレンジ。オーブン機能がついてなかったり、ターンテーブル(中に回るお皿がある)タイプだったり。
 レンジはひとり暮らしだとよく使うと思うので、短縮ボタンがついてたりとか、そうじがしやすい商品を選ぶのがおすすめです。最近はターンテーブルの重要低め。

 それから炊飯器。お米が好きな方は少しこだわった方がいいですよー!
 炊飯器はまずマイコン式とIH式があり、IH式の中でも圧力がついてるタイプと圧力がついていないタイプの2種類があります。マイコン式は安いですが、釜の底しか温まらないので、タキムラができることも‥。

保証期間を確認しよう

 セット商品は保証がメーカー保証のみということが結構多いです。学生さんは3、4年はお世話になると思うので、保証の確認もしっかりしておきましょう。
 壊れた時の急な出費って痛いので。特に大型家電(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど)は修理すると軽く1万円超えてきます‥。
 
 ネットショップで購入する場合は元々単品買いでもメーカー保証のみが多いので気にしなくて大丈夫。

不要な家電の購入はやめておこう

 セット商品の中には、買う必要のない商品が混ざってたりしますよね。例えば掃除機は持ってるからいらないな、トースターは使わないからいらないなとか。

 例えセットで安く感じたとしても、不要な商品のあるセットを買うことはおすすめしません。むしろセットで購入した方が高くつくことが多いです。

 他にもデメリットが。使わない商品は押し入れや棚に入れがちなので、収納スペースを奪われます。それに最近ではどんな家電でも処分するのに料金がかかるので、余計な出費が発生したり‥。

まとめ

 今回はごく一部の家電で説明しましたが、他にもいろいろ。
 例えばテレビは現在WiFi内蔵タイプが主流でネットに接続するだけでYouTubeが視聴可能に。ご飯をあまり炊かない方で炊飯器を買おうと思ってるのであれば、電気圧力鍋にした方が用途は増えるのでおすすめ。値段も安いものなら1万円以内からありますよー!

 コロナ禍で家の中で過ごす時間が増える方も多いはず。快適家電でおうち時間を快適に〜。

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